愛の日記のひと
『愛の日記』の古賀洋吉さんとのお茶会がありましたー。
いろいろ考えてまとめてもうまく書けなそうだったので、古賀さんの話、そのままメモ。
人生について
自分の人生のHappyと会社のHappyを混同しないこと。
会社はひとつの生命体であって、自分の人生のゴールと方向があっているうちは一緒に過ごす。
ずれてきた瞬間に転職する。
そこで妥協したり、判断を誤ると、一生自分のゴールとはずれた「会社のゴール」に向かって進んでいくことになる。
自分がどのタイミングで幸せを感じるのかを、周りの意見を一切聞かずに考えてみる。
それに沿って人生を決める。
キャリアプランは必要ない。
キャリアプランがあったら成功するわけじゃないし、あんま意味ない。
これからは、不確実なものを確実に変えていくことが大事。
確実なものを確実にしても、それは価値を出しているわけじゃない。
大事なことは奥さんと2人で決める。たとえば奥さんがイヤだといったら仕事も辞める。
会社やキャリアはこの世にたくさんあるけど、奥さんは1人しかいないから。
日本がイヤとか、アメリカが好きとかじゃなくて、面白い仕事があるところに住む。
留学について
留学前にしておきたかったことは、いろんなひとに会っておくこと。会えなくなって後悔しないように。
勉強の最大の敵はモチベーション。
自分がなにでモチベートされるのかを把握して、その環境に持ち込む。
大学は、Essayを見て好き・嫌いでひとを選ぶ。
なるべく自分を好きといってくれる大学に行くのがいい。(たとえば合格者のEssayをコピーして合格しても、大学と合わない可能性が高い)
EssayのCareer Planについて、本当にやりたいなら、既になにか足跡が残っているはず。(ボランティアとか、起業したとか)
データがなければVisionは証明できないから、でっちあげのCareer Planはなかなか書けない。
発展途上国で働きたいなら、発展途上国の開発に強い大学を選ぶ。
HBSのEssay評価の基準は“社会に貢献するリーダーになれそうかなれないか”だけど、他の大学はまた基準が違う。
MBAで得たもの。純粋になれたこと。
自分がなにか発言すると激しくつっこみが入るので、それに応えているうちに、「これは本当に自分が信じている意見じゃなくて人の受け売りだったな」と気づいたりする。
HBSの場合は「起業したい」とか「社会に貢献したい」みたいな人がたくさんいるので、そう考えている自分がフツウになるという自信がつく。
他の人と違うことはOKという自信。
困っていることは素直に口にする。
卒業後に日本人がアメリカで働くことはやっぱり難しい。
ネットワークも持たず、アメリカのビジネス文化も知らない日本人を雇うメリットはほぼない。(可能性があるとしたら、エンジニアぐらい。Financial Engineerとか。)
USのVisaを取ることは大変で、どんなに企業がほしがってもVisaはくじ運。
日本について
日本の法規制や政治家・企業の行動パターンは、昔、日本が成長していたときのもの。
(大企業にはいったら安心、とか)
その頃の人に教育された若者たちは、未だにその考えをすりこまれてる。
これ以上の国内での成長は難しいし、いつか、日本人は「暮らしにくい。不幸だ」と感じるようになる。
ベトナムや北朝鮮の暮らしを比較して「自分たちは幸せだ」と思う人は少ないし、みんな、昨日の自分と今日の自分を比較してHappyかどうかを考える。
合理的に考えると、老人(=日本におけるMajority)が自分たちにメリットになるように設計している日本が、いまの若者に有利なわけがない。
変えるなら、経済の側から変えていくしかない。
政治家は税金を使うから確実なことしかできないし、イノベーションは起こせない。
なんかいろいろ、これからの自分を支えてくれそうな言葉たちでした。
聞きにきてた人たちも面白いキャリアの人が多く(”無職”とか。笑)、ほんとは最後までいたかったなぁ。
機会があったらぜひ会ってみてほしいひとです。
- [2010/04/05 21:22]
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