スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の名で僕を呼んで 

今日は神様の日だと聞いた

Karmaが100倍悪くなってしまっても
このまま走って会いにいきたいと思った


息を吐くのに合わせて、涙が流れた

感情に任せて泣くことが
面倒くさくなること
そんなことも関係なく、泣いてもいいと思わせる
私たちは
何だったんだろう

前を通り過ぎる私の、腕をつかんだ
会わなくなって三年経った、今でも
腕を掴んでもいいと、あなたに思わせた

私たちの間にあるものは何なんだったんだろう


欲しくてたまらなかった

一緒にいればいるほど
苦しくなることがわかっていても

1秒でも長く
見ていたかった
触れていたかった


何マイルも離れた場所で
一緒に
映画、Call me by your nameを観た

今ならOliverとElioのどちらにもなれる私たちを
本の中では、Elioと重ねざるを得なかった
星の尾のように煌めく苦しみを、あなたは知らない


たとえそれが、人生の中で唯一ほしいものだったとしても
手に入れられないものがある

まるで夢のような話だけれど
一度しかない人生は長く、止まることはなく
たくさんの糸を留まることなく絡み続け
いつの日か
それぞれの人生の定義さえも変えてしまう


Elioの最後の言葉

もし「僕たちは同じだ」と言うのなら
本当に私たちが同一なのなら
いますぐ僕の目をまっすぐに見て
君の名で僕を呼んで


その言葉が今でも胸に突き刺さるほど
永遠に消えない想いもあるんだと
時間が経っても癒えない傷もあるんだと


それならば
どうかあなたの人生が
美しいものでありますように



スポンサーサイト

さよならへの道 


ひとつひとつの会話や
アイスクリームを一緒に食べる、そのひとつひとつの行為が
まるで瞬きをするように
切なく
胸をきゅっと押さえつけた

1秒1秒が、限られた時間であることを
無言のまま
お互いにわかっていた


たとえ一週間一緒にいられたとしても
やがて、その一週間には終わりがきて
私はいなくなる


そんな時間を、何度も繰り返して

私たちはもう、きっと
あと100回も会えないんだよね


そばにいられなくてごめんね
こんな日々を
毎日何気なく過ごさせてあげられなくてごめんね


私たちは
まるで、まだ存在しない傷をそっと慰るように
会うたびに優しい

当たり前のように何気ない日々を過ごして
喧嘩をすることも、何も怖くなかった私たちは
いつのまにか大人になり
母の背はいつからか私よりも低くなって

もう、さよならに向かって歩いている




画面の、その向こうの 


「誰とメールしてるの?」と言われただけで
彼女に全て話してしまうような
そんなところが好きだった


二者択一を迫られて
嘘をつかずに、ちゃんと私と終わらせようとする
そういう、馬鹿みたいに誠実なところが好きだった



電話の画面の向こうで
きっと今頃泣いているんだろうなぁと思った


彼女の元へと帰る車の中で
あのサングラスの下で

もう二度と触れることのできない私のことを思って
泣いているんだろうなぁと
切なく思った


スーツを着て会議を進める
悩みなんてまるでなさそうな、飄々とした彼が

子供みたいに泣くところを
涙をこらえて深呼吸をしながらオフィスをに入って行くところを
小さな目が、私を見つめながら真っ赤になるところを
何度も見た


手放さないとと思う、その思いだけで
胸が苦しくて、行き場がなくて
ただ泣くことしかできない
そんな思いを
私も知っている



ごめんね

こんな世界を見せてしまって

知らないでいるよりも
一度手にしたあとに、手放す方が
何倍も何倍も辛い



それでも、彼のことだから
そうやって許してくれた彼女のことを
これから何倍も愛するんだろう


私のことを思い出しながら
それでも愚直に誠実に

まるで
私と出会う前のように




電話の画面の最後の言葉を閉じて
部屋のドアを開けたら

2人で創り上げた
誰も知らない幻の世界の面影が残っていて


あぁ、
好きだったなぁ、
と思った



電話の画面越しに
何度もごめんねを繰り返した彼に
いつかまた、出会うことがあったら

I forgive you、と
言おうと思った






エメラルド色の、その瞳の奥を 


初めて、彼と寝た夜
あなたのことを思い出した

それは、夏の始まりの
熱気のこもった夜で

あなたと出会ったのは
まだ春始まって間もない
爽やかな、淡い白い午後だった


あなたとは、いつかはダメになることを分かっていた
私たちはあまりに違いすぎて
いつも、すべてが手探りだった


私たちの間にあった
言葉にできない
甘いしっとりとした空気

私をのぞき込むあなたの大きな緑色の目を
この世のどんなものよりも
愛おしいと思った


いろんな人が
「どうしてあの人なの?」
と言っていることを知っていた

それでも、
私たちがあまりに幸せそうにしているのを見て
まぁそれならいいか、と
少しずつ思い始めてくれていることも知っていた


あなたなりに
精一杯優しく
そして愛してくれていたね




初めて彼と寝たとき
泣きたい気持ちであなたのことを思った

もう、あなたの
あの不器用な愛撫を受けることはなく

私にキスをするために眼鏡を取る仕草も
私のために氷を砕く仕草も
もう見ることはないんだと思った


いつかくるべきだった時が来たんだと
熱っぽい空気の中で
ぼんやりと思った



いつまでもいつまでもいつまでも
覚えている

あなたの、優しくて綺麗な心と
硬い髪の手触り
眼鏡越しの大きな目と
毛布をかけてくれる仕草
温かいその体


そのエメラルド色の瞳が
いつか、私の腕の中にあったこと




最後の夜 


最後に
まだ彼のことを好きな状態で
ああやって会えてよかった

幸せそうに、私のためにカクテルを作る姿を見ることができて
同僚のトッドやベンたちとも
会うことができて


夜中の1時に、手をつないでタクシーで帰って
一緒にシャワーを浴びて
眠る前に抱き合いながら
私と抱き合うことが好きだと言ってくれた


あの夜が、最後の夜になるなんて
私たちは知らなかったよね


予感のような、小さな悲しい塊が
次の日目を覚ました私の中にはあった



それでも
私が幸せだったように

あなたもきっと
幸せだっただろう

キラキラとした、あの世界を
見せてあげることができたことを
誇りに思おう


いつか
どんなに苦しくても
あなたが、その時間があってよかったと
人生を優しく振り返られるように



ありがとう

あなたと出会えたことも
私の人生の、一つの奇跡だったよ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。