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終わり 

最後の夜は、ただ、ただCrazyに過ぎていった。

いままでと何ら変わらないかのようなパーティ。
今夜、何度別れを告げ、なんど人々のluckを祈っただろう。



いつもと変わらない場所で、いつもと変わらない音楽で、
でも、
みんな、なぜかいつもより大人だった。

ずっと生やしていた髭を剃り、
黒のスーツにネクタイをまとい、
いままでと変わらないようなバカな振りをしても、
でもみんな、今夜が最後のパーティだということを知っていた。


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スリランカの空の下で 


スリランカの真っ暗な空の下。

朝5時のプールは泳いでも泳いでも寒くて、
みんな、ただバカみたいに笑っていた。
つい先日、誰かがフルムーンパーティに行くと大騒ぎしていたのに、
見上げた空にある月は、いつのまにか半月になっていた。

時は流れるんだなぁと思う。


最後の最後に、こんなバカみたいな時間があってよかった。



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INSEAD Cabaret 



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岐路 

INSEAD最後の授業は、なんだか最後だという実感が湧かないままだった。

みんなでシャンパンを飲んで、いつものようにふざけあう。

せめて、みんなが笑顔でいてくれてよかった。


キャンパスは、これから新しい土地へと移るみんなの興奮と別れを惜しむ郷愁とが入り混じった、泣き笑いのような空気に包まれている。
少しずつみんな授業を終え、それぞれが、またここにくる前のような、少しオトナの社会人の顔へと変わっていく。

新しい何かをするためにここに来たんだということを思い出させられる。


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Can you look me in the eyes and tell a lie? 

Power & Politicsの授業で、Self-Managingのレベルについての話があった。

Trueが多いほど出世するという質問表を何気なく埋めていて、最後の方にあった
"I can look anyone in the eyes and tell a lie with a straight face"という項目になにげなくTrueをつけたあと、なぜか泣きたくなった。

いつから嘘をつけるようになったのかは覚えていないし、でもどこかから、特に箍が外れたような気もする。
ポーカーフェイスだと言われるし、傷ついても驚いてもほとんど顔に出なくなった。


Power & Politicsの授業では、複雑で繊細な関係にある組織の中で、どうやって人を落としていくかどうやって自分の意見を水面下で通していくかのような、グレーなテクニックについても議論する。

The 48 Law of Powerというものも扱った。
「Crush your Enemy Totally(誰かをつぶすときは徹底的にやらないとあとで復活して仕返しされる)」とか、「Pose as a Friend, Work as a Spy(友達のように見せかけて、スパイのように働け)」とか。

オトナになるってこういうことなのかなと思う。
子供の頃のように「夢をかなえる=かっこいい」という方程式だけではもはや難しいのかも知れないけど、ときに自分を振り返って、自分がやっている事を冷静に見つめ直してみないと怖いと思った。