不幸な人間の製造工場 

先週末に、やっと『ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場』を読み終わりました。

セミナーにまで行っておきながら実はまだ読んでなかったのですが・・・
夫婦間の暗黙のルールのせいです。(実際に購入した者が先に読む)


読み始めてみると、まるでノンフィクションの小説のようで、
意外にも一週末で読み終わってしまいました。

感想としては、
HBS(ハーバードビジネススクール)ってすっごく優秀そうでなんだか憧れるけど、もしかして○○○みたいな感じなんじゃ・・・
と恐れていたことが全部キレイに書かれた本。

コンサルと投資銀行出身者がハバをきかせ、
変な発言をするとからかわれ、
チンプンカンプンなファイナンスの授業、
しらけた感じのスタディーグループ。

スカイデック(*)の「・・・・で賞!」なんて、いじめっ子以外の何者でもないような気が・・・
(Mの夫には魅力的なのかしら)


それにしても、「HBSは素晴らしい!」「優秀な人材の集合!!」なんていう評価ばかりを聞く中
HBSに対して感じた違和感を、HBSの関係者一部を敵にまわすことになるかも知れないことを恐れもせず、
こうして書き連ねた著者は本当にすごい。

著者が感じた違和感は、体験談として聞いたことはなくとも容易に想像できる内容で、
内部にはきっと激しい競争と、プレッシャーと、落ちこぼれという劣等感など(世間一般から見たら全然そんなことないのに)
ハッピーな経歴以外のたくさんのものが渦巻いているんだろうなぁと常々思っていたもの、そのまま。

そんな彼の言う
「それでも自分はここで金融を学んだ。おかげで今まで見ていたニュースがまるで違って見えた」という言葉は、
HBSにすっかり馴染んで、世間で優秀優秀ともてはやされている多くの人たちの同じセリフよりずっと深く
MBAというものの価値を伝えてくれるのでした。


フィリップが感銘を受けたという、P・J・キムという人のセリフ。

『ふりかえってみれば、大きなものは小さくみえ、小さなものは大きくみえる』

ツライことも、乗り越えたあとでは小さくみえ
そのときは他愛もないと思っていたことが
ふりかえってみるととても大切なものだったりするのでしょう。


辛く、過酷で、でも気づかないうちに学んでいることや素晴らしい出会いのあるMBA生活も
そういうものなのかも知れません。








(*) スカイデック・・・最後尾の列で、「発言し終わったかと思うとまたおもむろに話し始め、周りの生徒に手を挙げたり下げたりさせる=ベストウェーブ賞!」のように、皆の日ごろの態度をおもしろおかしく表彰する

Comments

No title

世界中から集まるエリート中のエリート集団だから、皆自分が一番だと思っているのかな。1学年に900人もいるからいろんな人がいるんだろうね。

> ひで

900人もエリートが集まってたら、どんなに「君は優秀!」って言われて育ってきても、驚愕するだろうなぁ。
でもきっと、そこでわくわくできるひとと、劣等感を感じてしまうひとがいて、
人と比べるか比べないかで、随分感じ方が変わるんだろうなーって思う。

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