ホームシック 

3年ちょっとしか住んでいないから
ホームシックになることなんてほとんどないはずなのに
たまに思い出す
去年まで住んでいた町


あの町を思い出すときに浮かぶものは
定番の
もつ鍋や、餃子鉄なべや屋台のラーメンなんかじゃなく

なぜか
どこにでもあるはずの

マンションの1階のローソンや
ふゆこの散歩道
ドラッグストア
猫を拾った高架下の大きな道
みんなで飲んで酔っ払った、であい橋の川べり




たしか留学してたときも
一番泣かせたのは
お寿司でも、日本酒でもセブンスターでもなく

日本の友達の財布から出てきたセブンイレブンのレシートや
ホテルのライター
住んでいたマンションの裏の路地なんかだったなぁ




過去に戻りたいと思うタイプではなく
いつも現在に満足して生きているつもりだけど
たとえば
どうしようもなく自由だった、とか
奔放だった、とか
バカだった、とか


ふとした瞬間に思い出したりして
ホームシックまがいになる






アメリカに住んでいた頃

日本のことなんてすっかり忘れて
のびのび暮らしていたある日
キル・ビル』を観る気分で何気なく観た
ロスト・イン・トランスレーション


観終わったあと
ほんとに自分があのごちゃごちゃとした渋谷の
スクランブル交差点の
三千里薬局の前に立っていたような気がして
しばらく現実に戻ってこれなかった



アメリカ人にThat's Japan!なんて大ウケだったのは
ありえない日本を描いた『キル・ビル』の方だったけど・・・






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