自分がいることによる差。
このまえ、昔つきあってたフランスの子から、死についてのアンケートを頼まれました。
去年ここにも書いたけど、彼のママが亡くなってしまって、
映画を撮ったり写真を撮ったりすごくアーティスティックな彼は、
そこから、死と向き合った人の感情について深く調べることにしたみたい。
書いてて気持ち悪くなるぐらい、いろいろなことを思い出させられたけど・・・、
(How did or would you react facing death? Would/Does/Did death alter your beliefs or rather strengthen them?とか)
死と向き合った感想としては、
一言でいうと、
正直、
「死んじゃったらなんにもないなぁ」ってこと。
残るのは一時的な思い出ぐらいだと思う。
でもそんなの、残った人を悲しませるぐらいなら残せなくていいなぁ。
色々考えてみたけど、
結局、古賀さんの言うように、
生きた証っていうのは、自分が生まれてきた世界と、生まれてこなかった世界との差なんだと思う。
日本では、「みんなと同じにしましょう」っていう考えが強いけど、
結局、他の人たちとのズレ、他の人たちと違う部分にしか、自分の価値はないんだと思う。
そう思うと、
いままでは「自分をどう育てるか」(キャリア設計とか、スキルとか)にばかり焦点をあてて吸収することばかりに夢中になっていたけど、
そんなの本当はなんにもならなくて、
結局、「自分になにができるか」っていうことなんだと思った。
自分にスキルがついて、学歴がついて、知識がついたって、
なにも「差」を創り出せないんだったら意味がないのかも。
って思ったら、
なんか、仕事を辞めようかな、って気分になった。笑
コンサルは、あたしがいてもいなくても、
変わらずに大企業にValueを与え続けるから。
(旦那さんには「え?いま・・・?」って言われたけど。。。笑)
積み重ねれば積み重ねるほど不安になってくキャリアだけど、
この前、知人に(無理やり)勧められて読んだ本に、
「思い切ってそれをして、最悪のパターンはなんなのか?」
「最悪の結果になったときに、それを(一時的にでも)上向きにする方法はあるか?」
「逆に、それをしないことによるデメリットはなんなのか?」
という問いがあって
考えたら、
最悪のパターンでもとりあえず死ぬことはなさそうだし(高校のときは死にかけたけど)、
上向きにする方法もなくもなさそうだし、
しないことによる後悔とか、自信をなくすとか、つまらないとかのデメリットのほうが大きいかも。
岩瀬さんも書いてたけど、
突き詰めて考えてみたら、仕事を辞めたり、キャリアを変えるリスクって、漠然と考えてるよりずっと些細なことなのかも。
↑題名はエグいけど、考えさせられる本だった。
- [2010/04/21 12:21]
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Comments
古賀さんの文章は奥が深い内容だね。感銘受けました。
あと他のリンク先(本とか)見れないんだけど、Google Chromeだからかな?
Re: mushimaru
お茶会で古賀さんの話聞いて、すごい目からウロコだったんだ。
ひさしぶりにあんなに数時間で考えが変わった。
リンク、直しておいたよ~。
へへへ。。。確かに日本語のタイトルはエグイよね。。。最悪。でも、内容は最高!
最近は「The Seven Habits of highly effective people」がめちゃめちゃ良かったよ。Tim Ferrisよりかも。。。
Re: てっちゃん
あ、こないだ話してた本!
もってるけどまだ読んでないんだよね。
G.W.中に読んでみるよ~
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