スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あの頃。 


高校生のとき、ポン引きのバイトをしてたことがあります。



ポン引きのバイトしたことある女の子なんてなかなかいないかも知れないけど、
まぁ色々あってお金が必要だったのと、
福岡は普通、バイトは18歳以上しか募集がないので、
たまたまあったその「17歳から」っていうバイト以外に選択肢がなかった感じ。(ほんとは16歳だったんだけど)

(注:ポン引きはピンクなお仕事ではありません。お客さんをお店に上げるだけ。)






働いたのは冬休みの1、2ヵ月だけだったんだけど、
その間は、実はあんまり生きた心地がしなかった・・・。


バイト先にも年齢や名前をごまかしてたし、もちろん学校の友達は知らないし、
狭い福岡で、高校の先生が忘年会なんかで通って出会ったら人生終わるかも、とか思ってた。(バイト禁止だったので、見つかったら高校中退だった・・・)






朝4時まで続く大変な仕事だったけど、
でも、
温かい人たちに囲まれて、意外に楽しかった。


その頃は本当に一人で、究極にさみしかったから、
誰かがついてきてくれるということがむしろ癒しだった。(←ポン引きなのでついてくる)





その仕事をして、初めて知ったこともたくさんあって、
たとえば、夜には夜の世界があるのだということ。


当たり前のようだけど、
夕方になると、帰っていくサラリーマンと逆の方向に
「夜に生きるひとたち」が集まってきて
「おはようございます」っていう言葉とともに、一日が始まる。

そこには、夜中じゅう開いてるスーパーもあり、花屋さんもあり、ケーキ屋さんもあり、
そして朝になる頃、まるでアンデルセンのイーダちゃんの童話のように
何事もなかったかのようにすべてが片づけられて、また明るい昼の世界が始まる。


昼と夜、両方の世界に生きてたそのときの私にとって、
その世界が移り変わる瞬間は、いつもドキドキした。






いまでも覚えているのは、
あのとき、
立っていた道から見上げた空。


ポン引きには動いていい範囲が暗黙の了解で決まっていて、
ある電信柱を越えると、そのテリトリーのポン引きの人に怒られる。

その、定められた電信柱と電信柱の間で
無限に広がっていたのが、空。




夜のネオンライト(響きが古い・・・)のせいで星は全く見えなくて
でも、
その暗い吸い込まれそうな空が
そのときの自分が唯一息を吐けるところだった。



そしてその世界にもやさしい人はたくさんいて
たまに空を見上げてると
3階の螺旋階段からママがほっカイロを投げてくれたりした。










この前久しぶりに帰省したときのそのお店の前を通ったら、
変わらずに、女の子が同じダウンジャケットを着てポン引きをしていて
なんだか、昔の自分を見ているようで愛おしかった。




あのときの経験がいまの自分を作っているというとなんだか不思議だけど
でも、たぶん、間違いなくそうなんだろうなぁ。



もう、あんなに何にもないときを経験するなんてことは
なかなかできないかも知れないと思う。




どんどん仕事の笑顔を覚えて、MBAとかビジネスだとか、
色々語る自分をどこか遠くから見ながら
自分の原点やそれを作ってくれて支えてくれた人から少しずつ離れていく自分を感じる。



でも、
自分がやってきたことは後悔してないし、
こんな話をすると引かれたりすることもあるけど、
いまの自分は、いまだけの切れ端じゃない。







・・・と、オトナになることを窮屈と思う前に、とりあえず出してみようかな、とか思って書いてみました。



これ、INSEADの面接官の人なんかが読んだら落とされるかなぁ。。。





↑ 仕事しながら、いつもこのストーリーを思い浮かべてました。懐かしい。



Comments

Steve Jobs says: "You can't connect the dots looking forward, you can only connect them looking backwards."

Tetsu says: "The fastest way to heaven is via a transit through hell."

人生でやったことを是非大きくなる自分のために活かせてください。

Re: てっちゃん

Steve Jobsのそのコトバは、ほんと何度You Tubeで再生したかわかんないぐらい聴いた。笑

てっちゃんのコトバもいいね~。
Agree。

どうもありがとう。

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackbacks URL
http://yumemora.blog54.fc2.com/tb.php/205-f9cf6d69

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。