Why MBA? 

フルムーンパーティに向かうフェリーは、
本当に混沌としていた。


モナコやら、アブダビやら、聞いたこともない国のひとたちが
足を踏み鳴らしてみたり、祖国の歌を叫んだり、写真を撮ったり

まだ順番じゃないのにフェリーに乗り込んでくる人、
禁煙なのにタバコに火をつけてフェリーを停止させる人、
「この前この船ぶつかって沈没したんだぜ」と得意げに話す人・・・(←ホントだった


パーティに向かう興奮と、雨によるフェリーの揺れが重なって
40人のCrazy Peopleのテンションは最高潮だった。



目に海水が入っちゃまずいと思って瞼を閉じながら、
もしこの船が遭難したら
私になにができるだろうと考えてた。



そもそも、私はなんでMBAに行きたかったんだろう。





目的を決めたら、突っ走るだけだと思ってたのに

タイの自由な環境の中で
余計な雑念を排除して、自分が求めているものをもう一度見直したら
突っ走っているうちに
随分変わってしまっていたことを知った。




彼らのような人たちをまとめるには
一体どうすればよかったんだろう


そもそも、なんで彼らをまとめる必要があったんだろう?






最初は、ただMBAに行きたいだけだった。


薬学部を卒業し、研究者としてキャリアを始めた私にとって、
ビジネスを一から学べることは、とても大きな魅力だったし
サンフランシスコでの暮らしのように、
ニコニコして大人しくしていなくても、スニーカーで走り回っていても
「変わってる」なんて言われない場所に戻りたかった。



いまも
ただ、感情に任せて
ここにいたいと思う場所、直感で相思相愛になれる場所で
ぼーっと暮らすこともいいなと思う。

そうできたらいいなと思う。

心の幸せは大切だし、
「運命だ」って思うことは、結構簡単だから
できなくもないかなと思う。



でも、いつの間にか
自分のためにMBAに行くことに
あまり興味がなくなっていた。





自分に合う場所ではなく、自分が居心地が悪いと思う環境で、
苦しい思いをしながら成長して
笑顔ではなく、人格と実力と経験でチームをまとめて
自分のためじゃなく、誰かのために戦う

そういうことが
自分の中で、大きな意味を持つようになっていた。





MBAに行って何を学べるかは、もうあんまり問題じゃない。

MBAに行かなくても素晴らしい出会いはあちこちに拡がっているし
MBAに行っても行かなくても、人生は一人で歩いていかないといけない。



だったら、MBAに行くことで
自分は、誰に何をできるようになるんだろう


1年後、自分は何ができるようになっているだろう


アフリカから遠い、ワインとフォアグラのおいしい国で
試験に追われ、週末の旅行やパーティを繰り返して
自分は一体、誰に何ができるようになるだろう





そんなことばかり考えて

次のインタビューはもう来週なのに・・・





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