時の流れ 

日本を発つ前に、『ノルウェーの森』を観た。


あの本を読む度に、
あんな風に、自分に降りかかるものと真正面から向き合って、
誰かとただただ歩いたり、誘われるがままに応えたり
そんな風に時を過ごせたらどんなにいいだろうと思う。

実際には
たくさんの現実と詰め込まれた予定
「限られた時間」という概念や
他人との比較。



いつも現実の時間には終わりがあって、
人は、その終わりを最高のものにするためにいつも最大限の努力をする。

だからこそ時間は飛ぶように過ぎて、
振り返ってみたら、一年を三年のように感じたり一ヶ月がまるで一週間のようにあっという間だったりするんだろう。





INSEADでの一年は最高に忙しく、最高に楽しいと誰もが口を揃えて言う。
きっと、考える暇も感じる暇も、みんなに手紙を書く暇さえなく、新しい出会いや経験に翻弄されて、慌ただしく日々が過ぎていくんだと思う。

新しい環境に染まりやすい私は、きっと色んなものをおざなりにしてしまうんだろう。

大切だったものや残してきたもの、
家族や友達、ケニアでの日々、自分自身が描いていた夢なんかも。



せめて今日のこの2010年の最後の夜は、過去を振り返って、忘れたくない思い出を思い返して、たとえ一時的に思い出す時間がなくなったとしても、大切なものがあるということを刻みつけていたいと思う。
我を忘れて変わってしまわないように。





2011年も、愛にあふれた一年になりますように。




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