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片思い 


ルワンダに飛び発つ直前に、母親から電話があった。
彼女と話したのはここ半年でほんの2、3回しかなく
久しぶりに声を聴くと、なんだか恋しくて涙が出た。

まるで、叶わない恋をしているかのようだと思う。
想いをうまく伝えられず届かず、距離は離れたまま、いつか手遅れになることを知りながら旅を止めることができない。


ルワンダへの飛行機は、ストライキの影響で24時間を超える長旅となった。
アフリカの大地が目に入ると、途端に胸が高鳴る。
あぁ、この土地が好きだったなぁと心から思う。

旅の中で隣になった人、キャンセルになったフライトで偶然出会った人、ほんの1日の中で、たくさんの人生の欠片を共有した。
何もなければ、お互いに存在さえ知らなかった人々。

度重なる変更に人々が次々にしびれを切らしていく中「あなたは辛抱強いね」と言われたけれど、本当は、このゆったりとした、人の6時間を簡単に棒に振ってしまう環境をとても有り難く思う。
東京やパリにいるときの自分は、景色を見ていることができないほど、いつも何かをしていないと落ち着かなかった。

アフリカでは、下手をすると1日が何も達成しないまま簡単に流れてしまう。
一日に1本しかないバス、無駄な作業、不確かな情報から起こる意味のない変更、そして往復。
でもなぜか、振り返ってみると、目まぐるしく様々なことを達成した1日よりもよりたくさんのことを感じていたりする。

今日から、明日から、私はきっとまた変わっていくんだろう。
毎日が学びの連続だったINSEADでの生活とはまた違ったカタチで、色々なことを吸収していく。



と同時に、彼女からさらに遠くへと行ってしまうような気持ちになる。
彼女もきっと同じように感じているだろうことを確信して、余計に寂しくなる。

ただできることは、振り向かないで、一歩一歩踏み進んでゆくだけ。
いつか、せめて誇りに思ってもらえるように。
血がつながっていてよかったと思ってもらえるように。


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