四カ国を旅して 

フランスの空が、ものすごく好きだった。

どこまでも続く、高い高い空。
いくつも伸びる飛行機雲。

真っ赤に染まる、数百年も前からの町並み。

Paris sky2



ルワンダ、フランス、アメリカ西海岸、東京と旅をして、それぞれの国の長所と短所がくっきりと浮かんで見えたように思う。


人の優しい、ゆっくりとしたルワンダ。ほとんどの建物が建築中で、どこか影を背負っているようなオトナたち。
一つ一つの作業が丁寧で、相手の希望に応えようという思いがひしひしと伝わってくる。
Genocideのおかげで人口の半数をも占める子供たちは無邪気で、道を歩くとあちこちから手を振って挨拶をする。
少しずつ街は活気づき始め、それでも、与えられる選択肢は圧倒的に少ない。


反面、独立した、自信に溢れたフランス。人々は欲望のまま、真夜中までワインを飲み、煙草を吹かし、道端で抱き合ってキスをする。
デコレーションへのこだわりや食べ物に施す繊細な細工などは、日本人と何処か似ている気がする。私たちがお互いに惹かれあうのは、きっとそのせいなんだろう。



アメリカ西海岸は、有り余るスペースを贅沢に使った町並み。
大きな駐車場と巨大なデパートとファストフード。全てが大雑把で、人々は明るく陽気で、全ての人が、まるで壊れた機械のように「Have a nice day!」を繰り返す。
尽きる事のない選択肢。
少し歩けばたくさんの人とすれ違っていたルワンダと真反対で、この町では、まるで歩いているのは私たちだけかと思うぐらい、だだっ広い道をただただ車が走り抜けていた。



そして、日本。
数えきれないほどの選択肢と呆れるほどの発想力を持った国。
街中や電車には人が溢れ、こんなにもたくさんの人生がこの小さな町に息づくのかと思う。
なんだかバブルの真っ只中にいるかのような、
「日本にしかない」人工的なものがたくさんあって、なんだか一種の博物館のようだった。


どの国がよくてどの国が悪いと言う訳ではない。

ただ、短期間のうちに旅をしたせいで、何だか世界の色々な偏りを見せつけられたような気がした。


空でさえ、海を越えたら変わってしまう。


Paris sky


Paris sky3


Paris sky4


Paris night


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