バブルの中で 


INSEADに来てからは、本当に全てがバブルだったと思う。

みんながこの一生に一度しかない一年を最大限に活用することに精一杯で、誰もが自分のために必死だった。
ほぼ毎日のように新しい人に出会って、季節が変わるよりも早く別れを告げる日々。

昨日バーで友達が言ったように、Facebookが明日「Today's Tomoko's birthday」と言ったときに、どれだけの人が私の誕生日は1月だということに気づいてくれるかどうかは分からない。

そんなバブルの中で、いつの間にか、まるで高校の頃のように自分を大事にしなくなっていた。
自分がどうなっても特に気にしないまま、与えるだけ。求められることに応えるだけ。

「求められなかった」という時間があるということが、こんなに大人になってまでも人の行動に影響するものなんだと思った。



その一年が終わる、いまこの時。

自分に与えられていた、たくさんのことに気づかされる。

食べない私を本気で叱ってくれた友達、「Don't be offensive. World is beautiful」と繰り返し言ってくれた友達、「君が傷つかなくても世界はまわるけど、君が傷つくと悲しむ人はたくさんいる」と伝えてくれた人。


泣きそうな顔で、もう会えないかも知れない友達に「I want you to remember my word」と言われたときは、心から苦しいと思った。

全ての人が同じじゃないし、心から私を大切に思う人もいると彼は言う。


戻ったシンガポールの友達の部屋に転がる赤ちゃんのおもちゃや、さりげなくついている私のための小さなライトが、なんだか泣きそうなくらいに愛おしかった。


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