新しい時間 


去年の一月にフランスに来たときは、
完全に、一年のタイムリミットのつもりで来ていた。

化粧品も服も全部持ってきて、パリの街を歩くこともなく、なんだかフランスにいるのに、心は次の場所を探している感じだった。


今回社会人としてパリに住むことになって、初めて、ちゃんとこの街と向き合ってみようと思った。

友達をつくって、フランス語を習って、買い物をしたりして、少しずつ、地に足をつけていく。

オフィスの窓からの街並みを眺めているとふと、初めて、パリを好きだなと思った。
私がずっと心を開かなかったから、この街も冷たかったのかもしれないなと思う。


新しい仕事場は、なんだかこの世のできた人ばかりを集めたみたいな空間で、10人ぐらいの様々な国籍の人たちが、いつも、限りなく優しい冗談を言いながら笑いあっている。
ちょうど会社全体の会議があったので世界のオフィスからパリにみんなが集まっていて、食事の席は、なんだかINSEADのようだった。


赤いセーターを着てボードにメモを取るCEO、字が汚いと笑いながら文句を言うディレクター、議論しながら、ふと見るとノートに落書きがいっぱいのCFO。

直属の上司はINSEADの卒業生で、この人のためならなんでもしようと思わせるほどの人で、一緒に出かけたパーティには、たくさんのパリ在住のINSEAD生たちが来ていた。


新しい時間が始まっていく感じがする。

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