時間 


時が経つことはすごいことだと、改めて思う。

過去10年での、一番の学びだと思う。


本当に本当に苦しかったことも、好きで仕方なかった人のことさえも、
ちゃんと、時間が経つにつれて、少しずつ思い出さなくなっていく。
淘汰されていくものは自然に淘汰されていくし、必要のないものはちゃんと戻ってこない。


そして逆に、ただの上司だった人が大切な人生のアドバイザーになったり、
ただのクラスメイトだった子が、人生の友と呼べるぐらいに大切な存在になったりもする。
時が経ってもつながっているという事実が、私たちを信頼関係で結んでくれる。


サンフランシスコで10年前に一緒に遊んでいた友達たちは、
いまも変わらずに同じストリートに住んでいて、”Can't wait to see you!”と言ってくれる。
あの頃つきあっていた男の子でさえも、お互い世界のあちこちを移動したあげく、結局二人で出会った街へと戻っていく。

まだFacebookさえなかった頃に出会った子たち。
学生で、無力だった私は、この街を去ったあと、彼らとどうなっていくのか想像もできなかった。



10年が経って、お互いに仕事を始めたり、大人になったりしながらも、私たちはまだつながっている。そして、その事実が、10年という時の中で私たちをただの「友達」から「親友」へと変えてくれた。



こうして、時が経っていく中で大切なものが分かるということを、とても有り難いことだと思う。

いまでもこうして手の中にいてくれるものたちは、
きっと10年後も、20年後も、変わらずにそこにいてくれるだろう。

10年前には、きっと確信を持って言えなかった言葉。




パリの街の中で、10年前に出会った上司と一緒にワインを飲んでいたら、
時間が流れるということが、とても素晴らしく、なんだか奇跡のような気持ちになった。

きっとまた世界のどこかで、こうして会えるんだろう。







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