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日本 


久しぶりの日本には、当たり前だけど日本人がたくさんいて、
まるで、異国の地にタイムスリップしたみたいだった。

パリやサンフランシスコやボゴタをうろうろしていた間にもこの場所は変わらずあったんだと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。


一月にパリへ発ってから、本当にたくさんの、
たくさんのことがあった。

何もしなくても無条件に私を受け入れてくれていたこの街に戻れば、
なんだか、色んなものが癒されるような気がした。


飛行機の中でたくさんの本と二年分の日記を読んだせいで、
着いた頃には、なんだかぐったりしていた。
過去に失ったものを読み返していくと、
その失ってしまったものををもう一度失っていくような感覚に陥る。

それでも、バスの窓から見る景色はそれを再生させるような力さえもを抱いていて、
昔泊まったホテルや働いていた新宿のビルなんかを見ていたら、
なんだか愛おしくて、嬉しくて、固まっていたものが一気に温められるような気持ちになった。


時間は確実に流れて色んな確執や苦しみを消化してゆき、
よくも悪くも、思い出はやがて鮮明さを失っていく。

私はいつも点で生きていて、いつまでもどこかにとどまることができず、
二年間と何も変わらないまま、いつまでもいつまでも自分勝手に生きている。


霧がかった街にそびえるスカイツリーはまだ少し所在なく浮いていて、
それでも、この子は私が去ったあともこの東京を見守り続けていくんだと思うと、
なんだか羨ましいような気持ちになった。




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