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ふゆ 


ふゆの夢をみた

抱き上げて水を飲ませてあげて、降ろしたのになかなか離れようとしなくて
不思議に思いながら、それでも彼女の体を撫でてあげて

目が覚めて、
その訳がわかった



夢の中の彼女はとても静かで、
まるで体力の全てを、手に残る感触として残すことに使いきってしまっているみたいだった



いまでも、彼女がいなくなったことを忘れてしまいそうになることがある


ときどき、あのパロアルトからサンフランシスコへ向かう行き先のないドライブを
恋しく思うことさえもある


あの頃の私は、そこからどこへ向かっていいのかも分からずに
ただ手の中にあるものを放せなくて先が見えなくて
それでも、私にはふゆがいて、まだ手の中にはオプションがあって
戻ることも、先に進むこともできた




守るものがないほうがリスクを取れるとか
何かを積み上げてしまうと捨てられなくなるとか
シリコンバレーの人たちはよく言うけれど

守るものがあるからこそ、人は前を向いて、力強く生きていくことができるんだと思う


卑怯に駆け引きをして、自分を取り繕って、必死に何かを守ろうとして
そういうものを失って
あまりに軽々と生きている私に
何かを思い出させるために
ふゆは会いにきてくれたんだろう





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