神様の実験 


"Let's pretend it worked"

チケットの読み取れなかったスキャナーを持ったお兄さんは、困ったように肩をすくめて言った。
こういう、その瞬間を楽しくするためにちょっとだけ適当になれる、優しい人たちにありがとうと思う。


曇り空の天気予報とは打って変わって、晴れた青空にはいくつもの飛行機雲が流れていた。
カモメたちが、まるで何かを祝福するかのように、ボートのあとを追いかけていた。

キラキラと光る水しぶきと、シャンパンの泡。


あの笑顔を、切なく思う。

痛みがあるわけではなく、ただ、考えると息をするみたいに涙が出るような
そういう輝いた思い出。


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人生には時々、神様の実験台になっているような気分になるときがある。
まるで子供が火をもてあそぶかのように、神様が、どこまでいけるか試してみているような、運命をもてあそばれているかのような時間。

それでも、もし私がその実験台に選ばれたんだったら、せっかくだったら、ハッピーな実験うさぎでいたいと思う。
その実験台に立って、思い切り踊って、神様のことさえも、彼が予想しなかったぐらいに楽しませられるくらいに。

そうして、ある日実験が終わる時がきて、その結果が悲しいものであったとしても、「楽しかった!」と言い切れたらいいなと思う。
実験台に選ばれたことを、光栄に思えたらいい。

その結果がどんなものであっても、ちゃんと「ありがとう」と受け入れられたらいい。


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